次女。
昔から、痛みに強い子です。あれは、2歳くらいの時だったか、夕方家の前で遊んでいる時に転んで
「あー、大丈夫?」
って一言声かけたくらいで泣きもせず。夕飯もしっかり食べて、お風呂へ。
湯舟で、次女と話をしていたら、前歯が何かおかしい…。なにかピンクっぽい。よく見ると、半分かけていて、歯から何か出ている!
びっくりしたのだけど、もう夜だし、泣いてもいないから、明日お医者さんに電話してみよう。と。
次の日。
お医者さんに電話すると、「今日、診れますから来てください。」と。
さっそく歯科医院へ行くと、先生から
「この子、これで泣かなかったんですか?」
「??」
「神経出てます。普通はご飯も食べれないし、すごく泣くくらい痛いですよ」
「えーと、泣きもしませんし、普通にごはんも食べました…」
「えっ??」
とにかく、彼女は強い。
虫歯になって、久しぶりの歯科医院へ。
すると、先生から、
「だいぶ虫歯が進行していて、ここを削りたいんです。が、穴が深くすでに神経が出ているので、麻酔をかけて行います。
ただ、ここまでなってしまうのに、相当痛かったと思うんだけど、痛がっていませんでしたか?」
「…。まったく。おやつも食欲もずっと変わらずです」
「えっ?そうなんですね~。」
そして次女に向かって、
「これから麻酔をするから、少しチクッとして痛いかも。痛かったら言ってね。」
思わず、
「こんな深い虫歯になるまで痛みを感じないのに、それがいたいなんて信じられない」
といってしまいました。
先生は苦笑いでしたが、すんなり1日にやるべき治療は終わり帰ってきました。
痛みに強いことは良いこともあるけれど、すべてが良いかというとそういうことはない。
もっと痛みに敏感だったら、こんなにひどくなることもなかったのに。
次女をみて、自分に意識を持つことは大事だなぁと思い、なにごとにも「過ぎる」ことは、善しあしだと思うのです。
意外と、「これくらい我慢しよう」と思うことがあるかもしれないのですが、それって、本当に我慢してよいことなのかしら?身体的な痛みはもちろんのこと、心の痛みだって、同じことが言えるんじゃないかな。
「これくらい我慢しよう」
と思ったときは、すこし立ち止まって自分に意識を向けてみませんか?