夫に
「時間だぞ~」
と声をかけられて起きてきた息子は、それはもう
不機嫌。
イライラしつつ、生活ノートを見ながら
「やだ」
ここ最近、「やだ」ということが多い息子。
この前は、「学校へ行くのがやだ」と言っていたな。
で、今日も「やだ」と言ってる。
「やだ」
という言葉を聞いた瞬間に、夫は心配になってしまうのか、
「何が嫌なの?友達?先生?勉強??」
理由を聞き出そうと、次から次へと単語を投げる。
私はと言えば、
「やだ」
といったときから、
「どんな言葉をかけたらいいのかなぁ」と考えこんでしまって、
なにも言い出せず。
コーチとして、うまい言葉がけができたらよいのでしょうけれど、
そんなうまい言葉はすぐには見つからない。
親でもあるから、「学校へ行ってほしい」ってやっぱりありきたりなことを考えていたりする。
少したって、あることに気付く。
息子は「やだ」といいつつも、靴下を探し、ジャージを探し…。
あれ?用意してる??
夫は「やだ」という言葉にとらわれて、
そんな様子には気づかず、
なにか理由を聞き出そうとして、いっぱい話しかけていて。
その時、息子は「やだ」といいつつ、
「学校へ行く」とは思っているんじゃないかなと思ったんです。
「やだ」
は、なんとなくおまじないというか、呪文というのか。
自分の中で折り合いをつけているように、見えました。
だから、夫に、
「とりあえず、自分の用意して。会社遅れちゃうよ。」
といい、「やだ」の理由を問い詰めるような言葉をストップしてもらいました。
朝ごはんを食べ始める息子。今日は食パン。
「これ半分にして。時間ないから、こんなに食べられない」
というので半分に。
淡々とごはんを食べ終わると
「水筒にお茶入れてくれる?」
というので、普段だったら
「自分でやりなさいよ~」
というところを、
「はいよ」
と今日は入れてあげることに。
それから、制服を着て、だいたいいつも通りの時間に家を出て、友達と学校へ。
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人間って、言葉がすべてじゃないんだよな。
とあらためて。
言葉と行動がちぐはぐな時があります。
けれど、どうしても言葉の方に気を取られることが多い。
それは、言葉は私たちが得られる確実な情報だから。
見て取れる行動は、
「なんとなくそうかも?」
というあくまでもこちらの予測だから
いまいち信用できないと思ってしまう。
でも、相手をよく見てみると
言葉とはうらはらに、
伝えたいことを
身振りや目線、行動で示している事は多々ある。
そのサインに気が付けるか。
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とはいえ、学校へ行った今、
ちょっと考え中。
息子には何と声をかけたらよかったのかな。