夕方。買い物から帰って、家に駐車しようと道に斜めに車を動かす。
そのタイミングで見えたスーツ姿のファイルを持った男性。
すぐわかる。
あの方は何かの訪問営業。
私が住んでいるのは造成して15年近くたっている新興住宅地(もはや新興でもないでしょうか)。
ご近所さんとは、家族構成がだいたい似ていて、
築年数もだいたい同じ。
訪問営業さんも当たり前だけど、リサーチしてきていて、
時代によって少しずつ変化する。
12~3年くらい前は、太陽光。
5年くらい前は、学習塾や教材販売。
ここにきて多いのは、屋根や外壁の修繕。
どうか気が付きませんように。
ってバック音が鳴るから気が付かないわけないのだけど。
当たり前だけど気が付いて、車から降りてくるのを待ち構えられてしまいました(^^;)
困った…。なんの販売だろう?なんてお断りしようか…。
たくさん荷物を持って忙しそうなアピールすればよいかも♪
と思って、買い物の荷物を全部持って(笑)、一応気が付かないふりをして玄関へ行こうとする。
すると
「奥様~、すみません~」
ですよね~。
話を聞くと、外壁の塗装屋さんでした。
「ちょっとだけいいですか?」
「え、あ、今忙しいので」
「すぐ終わりますので!」
こういう時、うまくさらっとお断りすることができない。
うちの中にいればいいのだけど、対面でのお断りってホント苦手。
しかも、ふと、
「この方にも家族がいるのかもなぁ」
なんて話されてもいないのに、家族まで妄想してしまいまして、
つい、お話だけでも聞いてあげるのが優しさかも。
そう思ってしまった。
冷静になればわかる。今なら、いやおかしいよ?!って。
けれど、その場はそんな風に思ってしまったのですよねぇ(^^;)
「ありがとうございますっ!大変だと思うので、荷物はそちらの方においていただいて…」
と言われたけれど、それは死守。
「あ、すぐ終わるのでしたら大丈夫です」
買ったものを持ったままお話を聞いて、10分(トイレットペーパー2個も持ってた)。
はっと我に返り、
「ごめんなさい、うちはその予定はないので。ほんとすみません」
とお断りしました。
その日は、その方の話を聞いてあげただけよかっただろう。
なんで高飛車なことを思っていたのだけど、一晩過ごして考えてみると、
さっさっとお断りして、次いってもらった方がその方はよかったよね。
と、思う。10分あれば、3件は回れるかも。
お互いにとって、貴重な時間を奪ってしまったわ~。
というのと同時に、自分のストレングスを思い出す。
私、共感性が5位。
これは強み。
ストレングスファインダーについては、こちら。
https://www.gallup.com/home.aspx
(※私はストレングスコーチではありません。ご紹介はできます♪)
「共感性」は、
他者の感情が自分のことのようにわかってしまう資質
だそうです。(ハートラボジャパン https://heart-lab.jp/strengthsfinder/sf-manual/より)
けれど、一方で話しているとき、
これを断ったら相手の人ががっかりするんじゃないかとか
相手は今大変な状況なのでは?とか
思ってしまうのです。
あとは、悲しいニュースがあったら、関係ないのに気持ちが暗くなってしまうとか。
それは強みという点からいえば、
思いやり?
相手を思える
という言葉になるのかな。
が。今回。完全に弱みとして出た。
相手を思いすぎて断れない人…。
この時は弱みになっているとわかっていても、それを覆せる強い気持ちが上手に出せなかった。
こんな時どこでもドアがあったらいいのに。
どこでもドアが相手との間にあるだけでも、気持ちは違うだろうな。
うーん、何ならフルフェイスのヘルメットでもいけるな。
とにかく、空気をともにする場合は気を付けよう。
偶然居合わせたから仕方ないけど気を付けよう。
2回言う(笑)。
弱みがわかっているのに、対応は体調だったり、テンションだったりに大きく左右されていて、かつそういうときの準備がない。
弱みを知ったからにはどうするのか。強みとおなじ。
そんなときの思考方法とか、回避方法とかも考えておこうと感じた出来事でした。
皆さん、強みの裏にある弱みについて考えたことはありますか?